BOOSTRY Tech Blog

株式会社BOOSTRY の技術ブログです

BOOSTRYのエンジニア組織紹介

こんにちは。BOOSTRY CTO の麻生です。

株式会社BOOSTRYでは、このたび技術ブログを立ち上げました。

第一弾として、私たちのエンジニア組織についてご紹介したいと思います。 この記事を通じて、BOOSTRYの文化や働き方、そして技術への向き合い方について少しでも感じていただければ幸いです。

BOOSTRYのエンジニア組織の価値観

BOOSTRYは、ブロックチェーン技術を核に据え、金融システムを再定義し、より機能性の高い金融市場の創造を目指しています。 そのため、私たちのエンジニア組織では以下の価値観を大切にしています。

  • 温故知新:既存の金融システムや業務の理解を通じて、新しいシステムの創造を目指す。
  • 共創:多様なバックグラウンドを持つメンバー同士が学び合い、共に成長する。
  • 技術開発:基礎研究と応用技術の両面から、先進的な技術の導入と開発に取り組む。
  • 個の力を最大化する:個人のスキルを活かしつつ、チームとしての成果を最大化する。

これらの価値観は、プロダクト開発における日々の意思決定やチーム運営の土台として、エンジニア一人ひとりの行動指針にもなっています。

温故知新・共創

BOOSTRYでは、金融分野の知識と技術の融合を重視しています。 金融業界やコンサルティング業界のバックグラウンドを持つビジネス(Biz)部門のメンバーと協力しながら、既存の枠組みを活かしつつ、新しいシステムを構築しています。

また、多様な専門性を持つメンバーが在籍しており、相互に学び合う文化を育んでいます。 週1回の持ち回り勉強会では、以下のようなテーマが扱われています。

技術系勉強会の例:

  • パブリックチェーン技術(Ethereum、Avalancheなど)
  • AWSの最新技術やセキュリティ関連技術
  • フロントエンドやAI、データベース技術などの最新トレンド
  • 暗号技術(ゼロ知識証明、高機能暗号、耐量子暗号など)
  • 金融システムの仕組み(証券決済、FIXプロトコルなど)
  • エンジニア組織論(マネジメント、文化形成)
  • 技術書輪読会

ビジネス系勉強会の例:

  • 金融市場の最新動向
  • 法令改正や制度に関する情報共有

こうした勉強会は自発的に企画され、メンバーの関心と成長を起点に継続的な学びを生み出しています。 オープンチャットでのナレッジ共有も活発で、勉強会後の資料や補足情報は全社的にオープンにされ、他チームとの連携にも役立っています。

技術開発

BOOSTRYでは、トレンドを追うだけでなく、事業にとって本質的に必要な技術を選定し、継続的に研究開発を行っています。

主な取り組み:

  • 高機能暗号やゼロ知識証明、耐量子暗号などの基礎研究(成果はこちらにて公開)
  • パブリックチェーン技術の検証・プロトタイピング
  • AI技術の活用(OCR全文検索自然言語処理、LLM)

2025年度からは、CXO直轄の技術開発組織 B.O.O.S.T. Lab を新設しました。 “B.O.O.S.T.” には、“Business-Oriented Opportunity & Strategy for Technology”という意味が込められており、ビジネスに直結する技術開発と、その技術発信を担うラボとして機能しています。

B.O.O.S.T. Lab

B.O.O.S.T. Labでは、基礎技術の探求だけでなく、プロトタイプの構築やパートナー企業との技術連携、国内外のカンファレンス登壇なども視野に入れた活動を進めています。 単なる研究組織にとどまらず、BOOSTRYの技術力と知的好奇心を外部に発信していく「顔」としての役割も担っていきたいと考えています。

個の力を最大化する

BOOSTRYでは、個々のプロダクトに多くの人員を割きすぎない、少数精鋭でプロダクト開発を行うことを重視しています。 もちろん、コスト面での理由もありますが、以下の理由から可能な限り少数精鋭でプロダクト開発を行うようにしています。

  • 小規模チームにより、無駄なコミュニケーションや作業を削減し、集中できる環境を整備
  • 各メンバーがプロダクトに責任を持ち、主体的に品質や機能性の向上に取り組める

主な取り組み:

  • スキルベースの柔軟なチーム構成
  • プロジェクトへの適材適所のアサイ
  • オートメーションやAIによる業務効率化
  • 継続的な開発プロセス改善

各プロダクトチームは、スピード感を重視しながらも安定性・品質を担保するため、継続的デリバリーとリリース管理のプロセス整備にも力を入れています。 また、タスク管理やコードレビューなども、エンジニア個々の裁量と責任のもとに行われ、信頼ベースの自律的な働き方が実現されています。

現在のエンジニア組織は以下の3つに大別されます。

  • SWE(Software Engineer)グループ
  • SRE(Site Reliability Engineer)グループ
  • QA(Quality Assurance)グループ

BOOSTRYのエンジニア組織

各職種の募集は分かれていますが、日常的には横断的な活動も多く、チーム間の壁は低いフラットな構成になっています。 エンジニア同士だけでなく、PdMやBizメンバーとの連携も密で、ドメイン知識と技術の融合による意思決定がスピーディに行われています。

まとめ

BOOSTRYでは、「温故知新」「共創」「技術開発」「個の力の最大化」という価値観のもと、革新的かつ実践的な技術組織づくりに取り組んでいます。

この記事を通じて、BOOSTRYのエンジニア文化に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。 次回以降の技術ブログでは、具体的なプロダクトや技術課題への取り組みについても紹介していきたいと思います。

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